生産者のご紹介

当工房は、伝統工芸の技法と昔ながらの素材にこだわる土人形専門店です。
土人形とは、日本古来の伝統工芸品の人形で、低火力の素焼きに胡粉をかけて泥絵具で彩色をした人形です。
当工房の招き猫を手に取ったお客様が幸福になれるように願いを込めて、今日も招き猫を作り続けています。

＜温かみのある質感へのこだわり＞
通常の招き猫はチューブのアクリル絵の具で着色するため質感は均一となりますが、当工房では膠（にかわ）で泥絵の具をとくことで、昔ながらの土人形が持っている柔らかくて温かみのある質感を出しています。

＜柔らかい形（フォルム）へのこだわり＞
島根県石見地方の粘土はきめが細かく、人形を型から抜くときに型の凹凸がきれいに表現されます。また、粘土がとても柔らかいため、手で形を整える際に何とも言えない優しい柔らかさが表現されます。

＜特別な白色に対するこだわり＞
胡粉（ごふん）という貝殻から作られた白色の顔料を使用することで、表情豊かで親近感が感じられるような白になります。これは、昔ながらの土人形の伝統的な素材の素晴らしさを現代に受け継ぐことにも繋がります。

＜のびやかな線に対するこだわり＞
当工房で使っている筆は、日本画用の筆で動物の毛が使われています。一般的な筆と比べて絵の具の含みがよくのびやかな線が描けます。皆様の健康や幸せを願って作られる縁起物には欠かせない吉祥紋を描きこむのにもとても適しています。